雀魂で打った半荘を、牌譜解析AIの「NAGA」にかけてみました。解析タイプは、新しく追加されたタイプ「ウロボロス」です。
結果は一致率70.7%・悪手率23.6%。卓の4人の中ではいちばんウロボロスに近い打ち方でした。それでも、オーラス開始時に93%あったトップ率から、最後は1,500点差の2着です。
この記事では、ウロボロスと打牌がはっきり分かれた5つの局面を、NAGAの画面つきで振り返ります。
この半荘の結果
| 着順 | 2着(40,300点)※1位とは1,500点差 |
| 一致率 | 70.7% |
| 悪手率 | 23.6% |
| 類似度 | 75.4 |
| 和了 | 5回・33,000点 |
| 放銃 | 2回・15,700点 |
| 立直/副露した局 | 2回/5局 |
※段位は雀聖3(玉の間)。4着は−255ptの設定で解析しています。
点数の流れはこうでした。
- 南1局で7,700点を放銃(トップ率47%→26%)
- 南2局の親で6,000オールをツモ(トップ率87%)
- 南2局1本場で8,000点を放銃
- 南3局で3,900点をアガってオーラスへ(トップ率93%)
- 親が3回続けてアガり(5,800点・8,000点・12,200点、3回とも私以外の同じ人から)、1,500点差でまくられて2着
雀聖3の段位ptで計算すると、トップなら+141pt、2着は+76pt。この1,500点で65pt変わりました。
NAGAの「悪手率」はどう見ればいい?
悪手率23.6%と聞くと多く感じますが、新しいNAGA(アナンタ・ウロボロス)は選択肢をほぼ1つに絞って出すため、少しでもズレると悪手と判定されやすいそうです。
Mリーグ(赤坂ドリブンズ)の渡辺太さんも、自身の検討配信で「新しいNAGAでは悪手率15〜20%くらいはふつう。悪手率は気にしなくていい、一致率などを見ている」と話していました(出典:2026/10/15 第1試合 検討配信【渡辺太】)。
なので、この記事では悪手率の数字ではなく、どの局面で、何がズレたかを見ていきます。
ウロボロスとズレた5つの局面
1. 東2局(自分の親):七対子と迷彩を見て四萬を切る

- 手牌:四萬・伍萬・赤伍萬/四索・四索・五索・五索・九索・九索/東・發・中・中、ツモ三筒
- 私の打牌:三筒(ツモ切り) / ウロボロス:四萬 99%
対子を数えると、五萬・四索・五索・九索・中の5つ。つまり七対子の一向聴です。ウロボロスは対子にならない四萬を外し、単騎待ちの候補を残しています。
さらに、この局はすでに四筒を先に切っていました。河に四筒があると、そのまわりの筒子で単騎待ちにしたとき相手から読まれにくくなります。自分の捨て牌で待ちを隠す、いわゆる迷彩です。七対子は待ちを自由に選べるので、迷彩と相性がいい役です。
私は萬子の面子(と赤五萬)を残したくて、この局は6回続けてウロボロスと違う牌を切っていました。
2. 南2局(自分の親)配牌:純チャンと123の三色を残す

- 手牌:一萬・赤伍萬/一筒・二筒・七筒・八筒・九筒/一索・二索・七索・八索・九索(九索ツモ)/白・發
- 私の打牌:一萬 / ウロボロス:白 60%・發 40%
一萬・一二筒・一二索があるので、123の三色と純チャンの両方が見えます。ウロボロスは一萬を残して、ひとつしかない白と發から切っています。赤五萬にくっついたときも打点が出るように、幅を持たせた手組みです。
この局は結局、私が6,000オールをツモったので、結果だけ見ればどちらでもよかった局です。それでも「役の芽を消さない切り順」は覚えておきたいところでした。
3. 南2局1本場(44,400点の親):九萬を切って下家を進める

- 手牌:一萬・三萬・三萬・四萬・伍萬・六萬・九萬(九萬ツモ)/五筒・赤五筒/二索・四索・五索・八索/中
- 私の打牌:八索 / ウロボロス:九萬 99%
私は一気通貫を見て九萬を残しましたが、ウロボロスはすぐ切りたい牌でした。
もうひとつの見方は、九萬を切って下家の手を進めることです。このとき私は44,400点のトップ目の親、下家は21,800点の3着目。下家が安くアガって局が進むのは、私にとって悪くない展開です。
実際はこの局、私がその下家に8,000点を放銃しています。結局アガったのは下家でした。「安く進めてもらう」のと「自分が8,000点払う」のとの差がはっきり出た局です。
4. 南4局1本場(トップ目・親が連荘中):手が悪いので守備寄りの手組み

- 手牌:三萬・四萬・七萬/五筒・六筒・八筒・九筒/三索・五索/東・南・發・中、ツモ白
- 私の打牌:東 / ウロボロス:七萬 77%(南13%、發・中・白・東は1〜4%台)
40,300点のトップ目で、手はまとまりそうにありません。ウロボロスは字牌をほぼ全部残して、七萬から切っています。アガりよりも、親の連荘に備えて安全な牌を手元に置く手組みです。私は字牌から手放していました。
5. 南4局2本場:役牌を残しつつ喰いタン、ほかが対子になったら役牌を切る

- 手牌:七萬/一筒・二筒・二筒・赤伍筒・伍筒(伍筒ツモ)/四索・四索・六索・七索・七索/南・白・發
- 私の打牌:南 / ウロボロス:一筒 100%
ウロボロスは一筒を切って喰いタンに向かいつつ、南・白・發は残しています。役牌は「重なれば使える、重ならなければ安全牌」。ほかのブロックが対子になったタイミングで切ればいい、という扱いです。トップ目なので、攻めるにしても守備を残す形を選んでいます。
この局で親がアガり、私は2着に落ちました。
5つのズレから分かったこと
- 対子が多い手は、七対子と迷彩を先に考える
- 配牌では、複合役(純チャン・三色・赤)の芽を残す牌を選ぶ
- トップ目の終盤は、役牌を「安全牌の候補」として残す
- トップ目では、2〜3着目の安いアガリを助ける牌も選択肢に入れる
- 悪手率は数字そのものより、ズレた局面が攻めか守りかで見る
まとめ
- NAGA(ウロボロス)の解析で、一致率70.7%・悪手率23.6%。卓内ではいちばんNAGAに近かった
- それでもオーラスのトップ率93%から2着。差は1,500点、段位ptで65pt
- ズレたのは「七対子・迷彩」「役の芽」「トップ目の守備」「下家を進める」の局面
- 新しいNAGAの悪手率は15〜20%がふつう。数字より中身を見る
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