今回は節約ネタです。コープ(生協)のお店にある「純水の無料給水サービス」、使っていますか? 仕組みはシンプルで、最初に専用ボトルを買えば、あとは店内の給水機で純水が“くみ放題”。ペットボトルの水を買い続けている人からすると少し信じられないルールですが、コープみらいの公式サイトにも載っている正規のサービスです。今回は、これがどれだけお得かを計算してみます。
仕組み:ボトル代だけ払えば、水はタダ
公式サイトによると、ルールはこんな感じです。
- 利用は専用ボトルのみ(最初に店舗で購入する)
- ボトルは清潔に保ち、注水のたびに洗ってから持っていく
- くんだ水は早めに使い切る
- 給水機の機種は店舗により一部異なる
私が買った専用ボトルは2Lサイズで税込517円(本体470円+消費税47円)でした。コープみらい コープ東村山駅前店で、2026年7月8日に購入したときのレシートの金額です。ただしコープは地域ごとに別の生協が運営しているため、生協や店舗によって取り扱いも価格も異なる可能性があります。正確な金額はご利用の店舗でご確認ください。いずれにしても初期投資はこの1本きりで、以降の水代がゼロになります。
この水は「純水(RO水)」。おいしいけど早めに
この水は、水道水を逆浸透膜などの特殊フィルターに通した「純水(RO水)」です。不純物と一緒に塩素も除去されているので、保存がきかない=早めに飲み切るのがお約束。ミネラルウォーターとは別物ですが、飲用・料理・コーヒーには十分すぎる品質です。(コーヒーは水で味が変わるので、純水で淹れると雑味が減ってすっきりします。)
どれだけお得か、ざっくり試算
仮に2Lのペットボトル水(約100円)を週4本買っている家庭なら——
| 期間 | 本数 | 出費 |
|---|---|---|
| 1週間 | 約4本 | 約400円 |
| 1か月 | 約16本 | 約1,600円 |
| 1年 | 約192本 | 約19,000円 |
これがボトル代517円で丸ごと浮く計算です。2Lのペットボトル水を1本100円とすれば、6回くめばボトル代の元が取れて、あとはくむほど得。しかもペットボトルのゴミが年間200本近く減るので、ゴミ出しのストレスとエコの面でも優秀です。「買い物ついでに水をくむ」を習慣にするだけで、固定費がひとつ消えます。
コープの水汲みのやり方|給水機の場所と操作手順
ここからは、私が利用しているコープの店舗での水汲みの流れを、実際の設置状況に沿って書いておきます。以下は2026年8月に私が見たときの状況です。店舗によって設置状況や取り扱いが違う可能性があります。
給水機はコピー機の隣にある
給水機は、コピー機(ファクス/スキャン/プリント/コンテンツプリント)が置かれた一角の隣にあります。上に「water|copy」と書かれた木製のサインが出ているので、それが目印です。機械には「販売中」の表示ランプがあります。給水機の横には、手指用のアルコール製剤と手洗い用石けん(シャボネット)が置かれていました。

東レ製の逆浸透膜を使った「水自販機」
メーカー表示は「waterpoint」「WATER FACTORY by Water Point」。本体に「東レ製 逆浸透膜使用」と明記されています。呼び方はいくつかありますが、店頭の掲示では「水自販機」です。キャッチコピーは「あなたのベスト水 選べます」で、ミネラルゼロの純粋水のほかに、有料のミネラル入りの水も選べるようになっています。
水汲みの手順は3ステップ
- 水を選ぶ……「給水」ランプが点灯しているボタンを押します。有料の水はお金を入れ、希望額の購入ボタンを押します。
- ボトルをセットして注水……パイプ洗浄水が出て、扉が開きます。空のボトルをセットし、「注水開始」ボタンを押すと目的の水が出ます。このとき、ボトルの口にしっかり届くようにします。
- フタを閉める……水の入ったボトルを取り出し、台の上でしっかりフタを閉めます。


なお機械には扉があり、「扉解除 OPEN」ボタンで開くと表示されています。
初めて使う前に知っておきたいこと
- 給水にはコープの専用ボトルを使うよう掲示されています。
- 1回の給水につきボトル2本までと掲示されています。
- 「新500円硬貨は使用できません」という掲示があります。有料の水を買うなら、それ以外の硬貨を用意しておくと安心です。おつり返却口もあります。
- 注水後は早めに使い切るよう掲示されています(保存の目安は後述します)。
- ボトルは家庭でよく洗浄してから使うよう掲示されています。
無料なのは「純粋水」だけ——有料の4種類との違い
結論から書くと、無料なのは「ミネラルゼロ(純粋水)」の一種類だけです。ただし容量で差はつけられておらず、2ℓでも4ℓでも無料でした。
では何が有料なのか。この給水機は純粋水のほかにミネラル入りの水も選べるようになっていて、そちらが有料です。機械のボタンに表示されていた価格は次のとおりです(2026年8月に私が見たときの表示です)。
| 種類 | 硬度(機械の表示) | 2ℓ | 4ℓ |
|---|---|---|---|
| ミネラルゼロ「純粋水」 | — | 無料 | 無料 |
| 軟水ミネラル「和食専用水」 | 硬度100未満 | 60円 | 100円 |
| 中硬水ミネラル「飲料専用水」 | 硬度100〜360 | 90円 | 150円 |
| 硬水ミネラル「洋食専用水」 | 硬度300以上 | 110円 | 200円 |
| プレミアム硬水「スポーツ専用水」 | 硬度600以上 | 180円 | 300円 |
硬度の数値も用途の名前も、私が付けた分類ではなく機械のボタンにそのまま書かれているものです。「和食専用水」には料理の味を左右する和食に最適という趣旨、「飲料専用水」にはまろやかでスープなどにお勧めという趣旨、「洋食専用水」にはパスタやスープなど洋食との相性という趣旨の説明が添えられていました。「スポーツ専用水」は栄養機能食品(マグネシウム)の表示付きで、発汗で失う体内のマグネシウムを正常に保つ、という趣旨の説明がありました。
機械の説明文には「純粋水と深海ミネラルのダブルのおいしさ。海洋深層水の恵みと技による『水の黄金比』です。」とあります。無料の純粋水と有料のミネラル水が同じ一台に同居していて、押すボタンで選ぶ、という作りです。
ちなみに私はコーヒーインストラクターなので、硬度の違う水を選べること自体は気になっています。ただ、私が見た表示の範囲では、コーヒーという用途も、味の優劣も書かれていませんでした。ここで断定はせず、実際に試したうえで別の記事にしたいと思います。
汲んだあとの保存とボトルの扱い、よくある疑問
給水機には、汲んだあとの扱いについての掲示が貼られています。原文はこうです。
「注水後は、早めにご利用下さい。(常温で1日、冷蔵で3日程度)高温・直射日光をさけて保存して下さい。ボトルは、ご家庭でよく洗浄してからご利用ください。」

私の感覚ではなく、機械にそう書かれている一次情報です。以下、店頭の掲示から読み取れた範囲で、よくある疑問をまとめておきます。
専用ボトル以外の容器でも汲めますか?
掲示には「水自販機ご利用の際は コープの専用ボトルを使用して下さい。」とあります。掲示の写真に写っている専用ボトルは、青いキャップと取っ手が付いた透明の角型で、「純水」と書かれたラベルのあるものでした。
汲んだ水は何日もちますか?
上に引用した掲示のとおり、目安は常温で1日、冷蔵で3日程度です。高温と直射日光を避けて保存します。
一度に何本まで汲めますか?
「1回の給水につきボトル2本までのご利用としてください」と掲示されています。
支払いはどうしますか?
ミネラルゼロの「純粋水」は2ℓ・4ℓとも無料なので、支払いは発生しません。ミネラル入りの有料メニューを選ぶときは、硬貨投入口にお金を入れてから希望額の購入ボタンを押します。おつり返却口もあります。注意したいのは「新500円硬貨は使用できません」という掲示で、それ以外の硬貨を用意しておくと安心です。
専用ボトルはどこで、いくらで買えますか?
私が買ったのは2Lサイズで税込517円(本体470円)でした(コープ東村山駅前店・2026年7月8日購入時)。レジで会計できます。ただし前述のとおり、生協や店舗によって価格や取り扱いが異なる可能性があります。なお4L用が別売りであるかは確認できていないので、店舗でお尋ねください。
組合員でなくても使えますか?
組合員限定かどうか、利用時に組合員証の提示が要るかは、機械の掲示からは読み取れませんでした。店舗での確認をおすすめします。
せっかくなので、コープの「その他のお得」も
調べてみると、水以外にも使えるサービスが結構ありました(以下はコープみらい〔東京・千葉・埼玉〕の例です)。
- ポイント(ほぺたんカード):税抜200円で1ポイント、1ポイント=1円で使える。店舗と宅配(コープデリ)のポイントは相互移行OK。有効期限切れも失効せず出資金に回る仕組みで、実質ムダなし。電子マネー機能付き。
- MY店舗登録:公式サイトでよく行く店舗を登録すると、チラシやお得情報をチェックできる。
- 店内お買い上げ配達:お店で買った商品を当日自宅まで届けてくれる(千葉・埼玉の店舗)。水をくんだ帰りが重い問題も解決。
- 優待・電話注文:さいたま市では65歳以上向けの優待、外出が難しい人向けの買物代行「あったまる便」も。
まとめ:ボトル代517円、リターンは年1万円超え
- 専用ボトル1本(2Lで税込517円)で純水がくみ放題。6回くめば元が取れる
- ペット水を買う習慣があるなら、年1〜2万円級の節約に
- 無料なのは「ミネラルゼロ(純粋水)」だけ。ミネラル入りは60〜300円の有料
- 汲んだ水は常温1日・冷蔵3日程度が目安。1回の給水はボトル2本まで
- ポイントは200円で1pt・宅配と合算可・期限切れも出資金化でムダなし
節約は大技より、こういう「一度仕組みを作れば勝手に効き続ける」小技の積み重ねが強いもの。まずは次の買い物のとき、給水機の場所をチェックしてみてください。コーヒー代の節約に興味がある方は、「コーヒー代を無理なく減らす3つの習慣」もあわせてどうぞ。
※本記事は2026年7月時点のコープみらい公式サイト等の情報と、2026年7〜8月に私が実際にコープ東村山駅前店で購入・確認した内容をもとにしています。純水サービスの有無・専用ボトルの価格・サービス内容・水の種類や料金は生協・店舗により異なるため、ご利用の店舗でご確認ください。
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