こんにちは。コーヒーインストラクターの資格を持つ筆者が、家で毎日飲んでいる定番レシピを紹介します。今回の豆はタリーズコーヒーの「エチオピア ウラガ G1」。この豆の魅力は、なんといっても花のようなフローラルな香り。すっきり飲みやすく仕上げながら、その香りをしっかり残すことを狙ったレシピです。
用意するもの
- ドリッパー:ハリオ V60
- ペーパーフィルター(V60用の円すい形)
- コーヒーミル(中細挽きにできればOK)
- 細口ケトル(注ぐ位置を狙えるもの)
- スケールとタイマー(再現性が段違いに上がります)
今回の豆:タリーズ「エチオピア ウラガ G1」
エチオピア南部・ウラガ地区の豆で、G1はエチオピアの規格で最上位グレード。淹れている最中から華やかな香りが立ちのぼる、フローラル系の代表格です。この香りを殺さずにカップに落とし込むのが今回のテーマです。
基本レシピ(マグ1杯たっぷり)
| 豆の量 | 20g |
| 挽き目 | 中細挽き |
| 湯温 | 90℃ |
| 総湯量 | 250g |
| 抽出時間 | 約3分 |
比率は豆1:湯12.5。標準よりほんの少し濃いめの設定ですが、90℃のお湯と3分で切り上げる抽出で、重さを出さずに香りを前に出します。
淹れ方の手順
1. 蒸らし(0:00〜0:40)
豆の約2倍の40gのお湯を、粉全体が湿るように静かに注いで40秒待ちます。ここでガスを逃がしておくと、後の抽出でお湯が均一に通り、雑味が出にくくなります。蒸らしの間に立つ香りがこの豆のハイライトなので、ぜひ鼻を近づけてみてください。
2. 本抽出(0:40〜2:30)
2投目で150gまで、3投目で250gまで注ぎます。細口ケトルで中心から「の」の字を描くように、フィルターの縁にはお湯をかけないのがコツ。強く注ぐと過抽出でえぐみが出て、せっかくの華やかさが濁ります。あくまで静かに、が合言葉です。
3. 仕上げ(〜3:00)
3分になったら、お湯が残っていてもドリッパーを外します。最後まで落とし切らないことで、後半に出てくる渋みをカットして、すっきりした後味に仕上げます。
味がイマイチなときの調整早見表
- 薄い・物足りない → 挽き目をひと目盛り細かくする
- 苦い・えぐい → 湯温を88℃前後に下げる/注ぎをさらに優しく
- 酸っぱすぎる → 湯温を92℃に上げる/抽出時間を少し延ばす
- 香りが立たない → 豆の鮮度をチェック(焙煎から1ヶ月以内が目安)。淹れる直前に挽くのが一番効きます
まとめ
フローラル系の豆は「頑張って成分を出し切る」より「出しすぎない」ほうがおいしくなります。90℃・3分で切り上げる。この2つだけでも、カップの中の景色はかなり変わるはずです。次回は、このレシピの再現性を大きく左右するコーヒーミル(グラインダー)の選び方を書く予定です。


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